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(b)ケーブルの布設
船内装置へのケーブル類の配置はメーカーによって決まっているので、その順序に従って導入すると結線が便利である。引込みが終わったら床のコーミング穴はコンパウンドなどで埋めておくこと。空気の流通があると、湿気のために電気回路の故障を誘発する。ケーブルのがい装は装置内にケーブルクランプが用意されていれば、これで確実に締付けること。
小型の卓上機器での接続ケーブルは機器の点検保守を考えて多少余らしておく。この時、ケーブルが振動しないように機器などにクランプしておくこと。
また、ねずみの害や下部からの湿気を防ぐためにケーブルの入口はパテ等でふさいでおくこと。
(7)インマルサットCの船内装置(BDE)の取付方法の例
(a)本体
装置の取付場所は、以下の注意及び保守性を考慮して決定すること。装置の外観、取付方法については図4・52から図4・57を参照のこと。
注意
1. 装置は、HF無線機の空中線・フィーダから2.5m以上離して取り付ける。
2. 装置は、銅テープで隔壁又は鉄製床に接地する。

 

 

 

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